今や温水洗浄便座は必需品かと思います。温水洗浄便座なしには出るものも出ないという人も多いでしょう。温水洗浄便座を使わなければ本体を買う必要もないし、電気代も必要ないからより節約だと考える方もいるかもしれません。でも温水洗浄便座を使うときと使わないときのトイレットペーパーの使用量は全然違ってくるので、一概にそうだと言えないのではないかと思います。
温水洗浄便座にはお湯を温めてためておく貯湯式と、その都度お湯を温める瞬間式の2種類があります。一般に瞬間式のほうが使うときしか電気を使用しないので電気代は安くなります。貯湯式は普通24時間通電です。また販売価格は貯湯式のほうが安く1万5千円くらいから、瞬間式は4万円くらいからになります。瞬間式が電気代が安いと言ってもこの初期投資の元を取るには約6年から7年かかると言われています。電気代が安いということだけで飛びつくのはどうかと思います。
そこで節約を第一に考えるなら初期投資の安い貯湯式を買って、ランニングコストである電気代を極限まで節安していく方法です。まず我が家の場合ですが夏は温水、暖房便座機能は使いません。別にひやっと感じることがないからです。秋などの便座がちょっとひんやり感じるときは便座カバーを使うといいでしょう。そして電源を入れて使うのは主に11月から3月の間だけです。しかしこの間も24時間電気を入れることはありません。我が家の温水洗浄便座はプラグとコンセントの間にスイッチを取り付け簡単に電源のON/OFFができるようにしてあります。朝起きたら電源を入れ、最後に家を出る家族がオフにします。そして夕方、最初に帰ってきた家族が電源を再び入れ、寝る前に電源をOFFにします。これにより24時間365日通電するのに比べて電気代を年間3分の一から4分の一にすることができます。